PCを中古屋に売るときや、廃棄するときにPCに入っているデータを消したいと思うのであるが、
ハードディスクドライブ(HDD)内のデータは、ただフォーマットをしただけでは完全に消去できない。
データリカバリ(復元)ソフトを使うことで、データを見られてしまうことがある。
そこで、できるだけ復元が困難になるようにすることが必要となる。
CentOSなどのLinux OSでは、ddというコマンドを使うことで、HDDの完全消去やデタラメなデータを書き込むことができる。
使い方:
以下のコマンドはrootで行う
ハードディスクにゼロ(0)を書き込む
# dd if=/dev/zero of=/dev/hda
デタラメ(ランダム)なデータを書き込む
# dd if=/dev/urandom of=/dev/hda
オプションで書き込むデータのブロックサイズの指定することができる。
何も指定しないときは、デフォルトの 512Byte で書き込みを行う。
ブロックサイズが小さいと時間がかかるので、ブロックサイズを大きくして書き込むと時間が短縮できる。
例えば、ブロックサイズ 10MB でゼロを書き込む場合
# dd if=/dev/zero of=/dev/hda bs=10MB
一度ゼロで書き込むだけでは不安なときは、最初にランダムに書き込んだ後にゼロにすると安心である。
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